遠距離片思い
結婚しようとしていた彼氏と30歳目前で別れて早5年。
出会いも婚活も、自分から積極的に行動してきました。
いい人いたら紹介してください!と出会う人にいいまくりでガツガツ頑張ってきました。とにかくコンパも自分でネタを探して開催しまくり。
彼氏は何人かできたものの、心躍らされる恋愛ではなく、
試しに付き合ってみようというスタンス。
だから半年もしないうちに心が冷めてしまって別れる。
いいなと思える人はいたけれど、いわゆるハイスペック男ばかりで、
1度ご飯にはいってもらえるけれど、それで終了。
この5年間で、心がざわつくほど好きだな!楽しいな!フィーリングがあうぅぅ!と思える人でと出会えたのは、たった一人。
それも既婚者。
(これについてはおいおい話すとして)
最近じゃぁもうコンパを開催しても、2度目ましてな人が増えてきた。
あれ?この人昔会ったことある。
自分の少ない人脈で独身を探そうにも限界がある。
友達が結婚していくと、その人脈もどんどん減っていきます。
そんな限界を感じてきた35歳の冬、ついに出会ってしまったのです。
しかも自分が素でいれて、そのありのままの姿を気に入ってくれた!
すなわち、両想い!!!!
でも、、、、
両想いが判明して一週間後、彼は東京にいってしまいました。
<彼との出会い>
最近、居酒屋やカフェなどで集客・売り上げアップため
お店が主催してくれるコンパって増えましたよね。
それです。
2対2のこじんまりとしたものでした。
私の好きな人(30)と、その職場の先輩(33)がメンバー。
<2人の印象>
先輩(33):大手医療系。
●目がくりっとしていて、かわいい系のイケメン。
●ゆるいかんじでノリもいい。
●性格が柔らかそうな雰囲気。
●早く結婚したい、という発言あり。(こういうの好感度高いですよね)
その後輩君(30)(私の好きな人):
●テンションが一定で、クール系イケメン。
●敬語はやめようよ、と伝えてもずっと敬語が抜けない。
●なんとなく神経質そう。
●ちょっと女の子の評価が細かくて厳しそうな発言がちらほら。
●結婚は今はしたいと思わない。
後輩くんも悪い印象ではないけど、
第一印象では、先輩のほうが断然好印象だったんです。
先輩のほうがまだ年も近いし。
<先輩をデートに誘う>
もちろんタイプだった先輩をご飯に誘いました。
すごく楽しくて、わたしはまた会いたいと思えるくらいでした。
もちろん、2回目のお誘いもしました。
そしてOKをもらて、日にちも決めました。
けど、約束の3日前くらいに、「時間どーする?」というようなラインを送ったのに、
未読スルー!!!!!
もしかして、なにか事件でもあった?
もしかして、機種変更のタイミングでメッセージみれなかった??
もしかして、間違ってメッセ消しちゃった????
んなわけねぇ。
まぁどの予想も本当だったとして、悪気があるなら気づいた時点で謝罪メールをしてくるもんです。その程度にしか思われてなかったってことです。
こいういうパターンは既婚者の可能性が大な時もありますので、ご注意あれ。
この先輩に関しては本当に独身だったみたいですが、2回目オーケーしたものの、
やっぱ面倒になっちゃったパターンですね。
にしても約束をこういう形でドタキャンする男は、
そこそこクズだろ。
<後輩くんに飲み会をたのむ>
先輩にドタキャンされて腹が立っていた私は、後輩君に飲み会を頼んだんですよ。
正確には、「飲み会を開いてくれそうな人を紹介してくれ」と。
なぜかって?
もし後輩君に直接飲み会開催を頼んだら、事情を知らない彼がクズ先輩をまたメンバーに呼んじゃうかもしれない。
仮に事情を知っていたとしても、
「さてはこの女、先輩にドタキャンされて相手にされなかったから俺にターゲット代えてきたな。あわれな女だな。」と思われるのが嫌。
という見栄っ張りな性格なので、とにかく後輩君と顔を合わせたくない。
とにかくあわれな私はお前の先輩にドタキャンされてムカついてるから、
責任とって誰か独身男紹介しろ!
あとは勝手に飲み会開催するんで。
というむちゃくちゃな根性なわけだ。笑
<後輩君と距離が縮まる>
そんな私の自己中な心情をよそに、後輩君は心よく独身男性を紹介しくれました。
それもすぐ!
こういうお願いって、今まで何度もしたことあるんです。
でもやっぱり人間って、自分の利益にならないことって面倒くさいもので、
「だれか探しとく」といいながら紹介してくれない人は多いです。
可愛い子集めるから飲み会を開いて!!とそこらの男にお願いしても、メンバーを集める労力やらに負けて開催がお流れになる事も多々あります。
(お前ら可愛い子に出会いたくねぇのかよ?とイラつきます。笑)
「やさしい人なので、安心して開催してもらってくださいね」
なんと優しい言葉。
わたしは後輩君の誠意ある対応にとても感激したので、飲み会を開催した後に、
「おかげで無事楽しい飲み会を開催できました。お礼するからご飯でもいかない?」と後輩君を誘ったのです。
<後輩君にたいする心の変化>
後輩君と会うのは、飲み会以来一か月以上空いていて、しかも眼中になかったので顔すら忘れていました。
2回目の印象は「あれ!こんなにイケメンだったっけ?」。
2人で話していると、第一印象とはちがった顔もみえてきた。
少し変わっているけど、なんだか一緒にいると落ちつく。なぜか癒される。
この時に、「実は転職がきまって、あと2か月後に東京にいくとこになった」
と聞かされた。
今の仕事は高収入だけど、性格にあわなかったので、未経験の仕事を1から勉強するらしい。やりたいビジョンを語る彼をみて、素直に素敵だな!と感じた。
行動的にやりたい事を実現する人は、男女ともに大好きです。
そんな魅力的な人と、友達としてもっと仲良くなりたいと思った。
けど、遠くにいってしまう。
なんだか寂しい。。。
<後輩君から本を借りる>
仕事で犯罪にまきこまれたヘビーな体験をした私は、かるーーい感じでそのことを後輩君に相談する。
すると気分転換に俺が好きな小説貸すから読んでみてよ、と。
そんな粋なことしてくれた人はいなかったので、魅力に映った。
異性としてではなく、人間的に。
そしてまたその本が個性的でおもしろかった。
彼の言う通り気分転換になって、また彼の事を魅力に思った。
この本を読んで彼はどんな事を想い、どんな風に受け止めたんだろう。
そしてそのまた一か月後、本を返えす目的で二度目のご飯にった。
「東京へいっても元気でね」
<続く>